キャットフードで対策を!

尿路結石を防ぐためには、1つには日頃から水分を多めに摂取させる事が必要です。とは言えなかなか飼い主の思い通りに行動してくれないのが猫です。もう少し簡単に尿路結石対策を行いたいですよね。ウェットタイプのキャットフードには水分が多く含まれています。そのため食事を通して猫に水分補給させる事が可能ですが、水分が多いために猫の口内に食べかすが残りやすくなります。これは歯石や口臭の原因になり、これまた悩みどころですね。また、ウェットタイプはドライタイプなどに比べ少し高額でもあります。

ウェットタイプのデメリットが気になって、ドライタイプやセミモイストタイプのキャットフードを購入する飼い主の方も多いと思います。ドライタイプ、またはセミモイストタイプのキャットフードを選ぶ場合には、ベリー系のフルーツなど「尿路の機能を正常に保つ成分を多く含む食品」が含まれているキャットフードを選ぶようにしましょう。そうする事で、水分の少ないキャットフードであっても腎臓機能を正常に保つ事ができるのです。

猫はタンパク質を多めに摂取しなければならない生き物ですから、必然的に排泄機能に負担がかかります。だからこそ飼い主が気を遣って、猫の排泄機能が正常に保たれ、健康に過ごせるようにしてあげたいものです。

参考資料≪シンプリー
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どんな猫が尿路結石になりやすい?

尿路結石になりやすい猫には、いくつか特徴があります。まずは親猫が尿路結石を発症したなど、遺伝の関係です。そしてオス猫であること。さらに、食事量の多い3~5歳の年齢がなりやすいです。最後は、長毛の猫です。まず、親猫が尿路結石を発症した猫は遺伝によって尿路結石の発症率が高くなります。親猫の病歴が分かっている場合には、遺伝による病気発症を予防する事が重要になるのです。また、メス猫に比べてオス猫は尿道が狭いため、尿路結石の発症率が高くなります。重症化の恐れもあるので注意が必要です。さらに、3~5歳と若く、運動量が活発で食事量の多い猫も注意が必要です。

食事量が多いという事は摂取するタンパク質も必然的に多くなり、結果として老廃物も大量に発生し、尿路内で結晶が発生しやすくなるからです。加えて、なぜか原因は分かりませんが、毛が長い猫も尿路結石になりやすい傾向があります。毛玉への注意に加えて、尿路結石にも注意が必要なのです。

上記の特徴以外にも、猫が尿路結石になりやすい状況というものが存在します。その一つが、冒頭で触れたキャットフードの種類です。ドライタイプやセミモイストタイプのキャットフードを与えられている猫は、ウェットタイプを食べている猫に比べて必然的に水分不足になりやすくなります。日頃から水分を多めに摂取させる事が必要なのです。

猫の尿路結石の症状

猫の尿路結石の症状について説明しておきましょう。尿路とは、尿の通り道、つまりは腎臓、尿管、膀胱、尿道を指します。そのいずれかに発生した結石をまとめて「尿路結石」と言います。猫の体内において、老廃物は腎臓でろ過されます。その後に水分と混ざった尿として尿管を通って膀胱へ運ばれ、尿道を通って排泄されます。この時に老廃物の中に結晶を作るものがあり、それが尿路内で停滞する事があるのです。そのままだと悪影響は少ないのですが、その結晶が有機物やミネラルなどと結合して大きくなると、結石に変わります。これが尿路結石です。

尿路結石の初期症状は、結晶またはまだ小さな結石が尿路を内側から刺激するため、膀胱炎や血尿を引き起こします。膀胱炎になった猫はトイレに何度も行くようになり、排尿のたびに痛みを感じ、「ギャッ」と鳴く事もあります。結石が段々と大きくなっていくと、尿路を次第に塞ぐようになります。特に細い尿道内で結石が詰まってしまった場合、尿を排泄する事が不可能になります。その状態では膀胱が尿でいっぱいに膨れ上がったり、急性腎不全を引き起こす恐れすらあります。

猫が尿路結石を発症した場合、「尿が細菌の増殖により臭くなる」、「排泄後の尿内で結晶がキラキラ光る」など、飼い主が気づく事ができる変化が見られます。尿路結石に気づいたら、すぐに病院に連れていきましょう。

キャットフードの種類

飼い猫にとって大事な栄養源である、キャットフード。その種類について、猫の飼い主の皆さんは十分な知識をお持ちでしょうか。キャットフードの種類分けの主流は、キャットフードが含む水分量での分類です。その水分含有量によって、以下の3タイプに分類する事ができます。まずは水分含有量10%以下であるドライタイプ。そして水分含有量25%から30%であるセミモイストタイプ。最後は水分含有量75%以上というもっとも水分が多いウェットタイプです。

それぞれ水分含有量が異なりますが、そのような水分含有量を保っている理由があります。なお、セミモイストタイプのうち、加熱発泡処理(原料を粉砕・混合した後に加熱・加圧)を施したものを「セミドライタイプ」または「ソフトドライタイプ」とも呼びます。水分含有量によって様々な種類があるキャットフードですが、猫の健康を考えると「ウェットタイプ」が最も好ましく思われます。なぜかと言えば、猫は高タンパクの食事を必要とするため、しばしば排泄機能に問題を抱える事が多いからです。

食事によって摂取されたタンパク質は、消化されてアミノ酸になります。その消化の過程で発生した老廃物は、腎臓でろ過されて排泄されます。猫は肉食性が強く、タンパク質の摂取も多くなるため、必然的に老廃物も多くなるのです。そのため腎臓など排泄に関わる臓器への負担が大きくなり、問題を抱える事につながるのです。その問題の最たる例が、「尿路結石」です。老廃物の結晶がミネラルなどと結合して結石となり、尿路を塞いでしまうのです。日頃から水分を多めに摂取させ、尿路結石などの病気を防ぎたいものです。